どうやって目を肥やせばいいのか

と聞かれることがあります。
色々と方法はありますが、
良いモノを見続けることが早道だと思います。

実は、人の感性やセンスは「見慣れているか」に依存しています。
みなさんが好きなモノはなんでしょうか? 美しいと思うデザインはなんでしょうか?

きっと日常で、頭のなかで触れているものだと思います。雑誌を通してでも。
いつしか見慣れることで、当たり前になり、みなさんのスタイルに根付くのだと思います。

見たことないものを好きになることはできませんから。
だから目を肥やすには少し背伸びしても、良いモノを見慣れることが大事です。


さて、山本広巳氏の宝瓶(ほうひん)、口が小さいのにお気づきでしょうか。

P6160018W

といっても、宝瓶の普通の形を知らないとわからないですよね。

下記にいろいろな宝瓶の注ぎ口を掲載します。

P7090001W急須の話より 山本広巳著

いかがでしょうか。

注ぎ口のつくりが全然違いますね。

とくに右2つは、現代の茶葉に対応した結果、細かな穴が増え、注ぎ口が大きくなっています。


こちらが広巳氏の宝瓶です。

P6160016W

P6160022W

P6160012W

P6160027W

注ぎ口が小さいですよね、くわえて立体感のある茶こしが美しい。

実用性を兼ねて口を小さくするには、このように内から茶こしを貼り付ける必要があります。

そしてこの茶こしはこの世の誰も創れません。広巳氏自身もつくれなくなったため、ある種のオーパーツです。

穴の数はおおよそ500。ミニトマトを半分にしたくらいのサイズ。



この茶こし、胴と同じ土に見えますが、実は違うんです。いや、同じ土ではあります。

茶こしの部分は中でも微細な粒子のみを時間をかけ抽出してつかっています。

でなければ穴が崩れてしまいますからね。あけてる最中に。ボロっと。

P6230032W

最高のモノを知って、見慣れるのがいいと思います。

P6160012W

この宝瓶はもう手元にありません。



またブログ書きます。



Sache 上原






**
Sache Boutique(サシェ ブティック)
470-2380 愛知県知多郡武豊町平井5-81(実店舗休業中)
ホームページ:http://maison-loosen.com
E-mail:shopmaster@maison-loosen.com