月別アーカイブ: 2016年4月

山本広巳

少しずつ理想に近づいている気がします。

その理想のひとつである、最高のクリエーションだけを提案すること。

言葉にすると簡単なようで、これほど困難なことはありません。

洋服をメインに、世界最高峰のクリエーションのみが厳選される。

いつかそんなブティックを見てみたいですね。


先日、急須職人 山本広巳氏にお会いしてきました。

ご自宅の展示を兼ねた部屋にお招きいただき、4時間も話し込んでしまった。

途方もない時間をかけて創られる山本氏の急須。山本氏を最後に、最高の急須は途絶えます。

いや、実はもう途絶えてしまった。
山本氏はもう75歳になる。50年余り急須を追求し、数年前に技術や感性の衰えを感じ制作を終了。もう新しい急須が生まれることがなくなった。

P4230019W

この愛らしいフォルムは山本氏の急須に共通している。いつぞやに完璧な形「丸」を求めたことがあり、その美しさへの探求が、どんな形の急須にもいきづいている。

そしてこの小さな注ぎ口は通常の製法では創ることができない。
その秘密となる内側にはめ込まれた美しい茶こしは「山本茶こし」と呼ばれ、後にも先にもこれを創れるひとは現れないと言われる。

表面には精巧な世界地図が彫られており、これを彫るのには3日以上かかるよう。裏返すと底にも南極が彫られている。

土を採取から始まり、薪を自ら割って造り、自作した窯で焼き上げる。
その工程のひとつひとつの技術やこだわりがとんでもなく深く、とても書ききれない。急須の質感であったり細部の深みからすべてが常軌を逸していることがわかる。



色々とお話させていただき、その場で希少なコレクションを買い付けさせてもらいました。

山本広巳氏の急須は美術館に寄与されるようなクリエーションですが、サシェに並びます。

それでは。


Sache 上原

DEHORS

DEHORS(ディオール)のバングルの追加分が入ってきました。

ディオールは本当にカッコいいですね。

Baccaratのイヴとツーショット。

P4150001WDEHORS バングル 64,800- Sold
Baccarat Harcourt Eve

前回撮影時は絶妙にマット感を残しましたが、クロスで磨けばここまでヌメリをだせます。

ずっしりと手に収まり、まわしながら磨いているうちに愛着が湧いてしまいます…。

表面の絶妙なコンディションはお好みで仕上げて下さい。





Sache 上原

yamagami shirt

去年の7月にオーダーした山神氏のシャツを受け取ってきました。

ビスポークなので採寸から始まり、完成まで半年以上も待ちました。

孤高のカミチェリア(シャツ職人)、山神氏。

採寸箇所は20カ所。世界でもここまで細かく採寸して仕立て上げる職人はいません。

故に、立体的過ぎて「上手く畳めない」と評されるシャツ。

ということで写真を撮るのも難しい。
写真映えする中では、

P4040007W

P4040006W
この内側を巻き込んだような後ろ衿の据え方が好き。

P4040001W
この円錐型のカフスや、

P4040004W
ステッチも美しいですね。

P4040010W

きっと山神氏を越えるカミチェリアはでてこないでしょう。


そういえば、ない藤の下駄を暫くオーダーしてない気がする。

ビスポークついでに思い出してしまった。

いまなら夏に間に合うなぁ。

京都いこうかな…。




それでは。



Sache 上原

masao shimizu

masao shimizuの清水氏にお会いしてきました。

目的は16awコレクションの拝見と雑談。

しかし型数がかなり減っていたので雑談がメインになりました。

というのも、シャツとカーディガン、ニット、ドッキングパンツ、コート、再構築デニム、そして初のジャーマントレーナー。それぞれ1型のみ。

ちらっと見るなら1分かかりません。(全7種…)

ジャーマントレーナーは70~80年代にドイツ軍で採用されていたトレーニングシューズ。

マルジェラのフォロワーなら、マサオシミズからの展開は予想のド真ん中ではないでしょうか。


16aw再構築デニムは相変わらずのクリエーション。

ここ1、2年でトップメゾンのリメイクデニムを見かける機会が増えましたが、清水氏を越えるクリエーションはなかなかでてきません。

ファーストコレクションの再構築デニムに衝撃を受けたことを思うと、当時から圧倒的ですが、コレクションを重ねるたびクオリティを増しています。

P3200006W(16ss 完売)

PB070086W(16ss 完売)

PB070094W(16ss 完売)

ここでは16ssの写真を。

いちぶ解説すると、
3枚目はこう見えてデニムの内側。お尻のシームの魅せ方がツボで、内側が本来の表側のように縫われています。
しかもよく見るとアタリまで復元(再現)しています。


16awの再構築デニムも素晴らしいです。

16awコレクションについてはお問い合わせくださいませ。

なお前回同様、ご予約可能なクリエーションは再構築デニム、ドッキング、、(検討中)と、一部のみとなります。




それでは。




Sache 上原